
**ソーシャル・エモーショナル・ラーニング(SEL)**は、子どもが「自分の感情を理解し、適切に表現・調整し、他者と協力できる力」を育む教育プログラムです¹。学校だけでなく家庭でも取り入れることで、学力向上や対人関係の改善、ストレス耐性アップが期待できます²。
SELがもたらす3つのメリット
- 自己認識の向上
自分の気持ちに気づき、名前をつけることで「どうしてイライラするのか」が分かるようになります³。 - 自己管理能力の強化
怒りや不安を落ち着かせる方法(深呼吸、ポジティブな言い換えなど)を学び、切り替えがスムーズになります⁴。 - 対人スキルのアップ
相手の立場を想像し、共感的な言葉をかけられるようになると、友だちや家族とのコミュニケーションが円滑に⁵。
ご家庭ですぐできるSELワーク3選
1. エモーション・カード探し(所要5分)
- 「うれしい」「かなしい」など6種類の感情ワードをカードに記入。
- 家中に隠して、子どもと一緒に探して読み上げる。
- ビフォー・アフターで「言える感情ワード数」を記録し、増加を実感。
科学的根拠: 幼児向け感情語彙介入で平均40%語彙が増加⁶。
2. ミラー・ジェスチャー(所要3分/日)
- 親が「驚き」「困惑」などの表情+ジェスチャーを無言で30秒ずつ。
- 子どもは鏡のように同じ表情と動きをまねる。
- 終了後、どれが簡単だったか、ワークシートにチェック。
科学的根拠: SELプログラムで非言語コミュニケーション能力が平均11パーセンタイル向上⁷。
3. ストーリー・リフレーム(所要5分)
- 絵本の「怒りシーン」を演じてみる。
- 親子でセリフをやさしい言い回しに言い換える。
- 「どちらが聞いて気持ちよかった?」を家族でシェア。
科学的根拠: 家庭連携型SELで対人スキルが平均10~17%向上⁸。
¹ Garner, P. W. (2010). Emotion regulation and quality of social interaction in young children. Early Education & Development, 21(5), 765–788.
² Durlak, J. A., Weissberg, R. P., Dymnicki, A. B., Taylor, R. D., & Schellinger, K. B. (2011). The impact of enhancing students’ social and emotional learning: A meta‐analysis of school‐based universal interventions. Child Development, 82(1), 405–432.
³ Jones, D. E., Greenberg, M., & Crowley, M. (2015). Early social-emotional functioning and public health: The relationship between kindergarten social competence and future wellness. American Journal of Public Health, 105(11), 2283–2290.
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