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【第3回】夜泣き・不眠の解決策はここに!薬に頼らない「温活」で自律神経と腸を整える

「よく眠れない」「落ち着きがない」そのサイン、お腹からのメッセージかも?

前回、私たちは優しいタッチが皮膚という「外側のセンサー」から脳へ「安心の信号」を送り、情緒の安定につながることをお伝えしました。

しかし、お子さんの「よく眠れない」「夜泣きがひどい」「どうも落ち着きがない」といった状態が続く場合、もう一つの大切なセンサー、「内側の環境センサー」である腸からのSOSかもしれません。

お腹の不調は、単に便秘や下痢だけではありません。

実は、腸の冷えや緊張は、脳に直接影響を与え、お子さんの睡眠や情緒を大きく左右することがあるのです。

薬では届きにくい「お腹の奥」を温めるチカラ

当院では、薬に頼らずお子さんの心身を根本からサポートしたいと願う親御さんのために、温熱刺激を非常に大切にしています。この温熱刺激が、脳と腸の安定に不可欠な役割を果たします。

  1. 「お腹の冷え」が脳の司令塔を乱すメカニズム:
    私たちの身体、特に内臓は、冷えることで動きが鈍くなります。
    腸が冷えて活動が低下すると、体内に不要なものが滞りやすくなり、「内側のセンサー」である腸から脳へ「不快だ」「危険だ」という信号が送られ続けます
    脳はこれを「警報」として受け取り、常に警戒モード(交感神経優位)に。
    この状態では、深い眠りにつくためのリラックス(副交感神経優位)が難しくなり、夜泣きや不眠、日中のイライラにつながるのです。
  2. 温熱刺激で「内側のセンサー」をリセット:
    そこで当院が専門とするのが、お灸や温かい「手当て」による心地よい温熱刺激です。
    • お灸の温熱: 薬を使わず、お子さんの身体に合わせた優しい温度のお灸を、特にお腹周りのツボに置くことで、腸の血流を促し、内臓の神経を穏やかに活性化します。これは、内側のセンサーに「ここは温かくて安全だよ」という最も強力な安心の信号を送ることに他なりません。
    • 手当ての温かさ: お灸だけでなく、温かい手での穏やかなマッサージ(手当て)も、冷えやすいお腹を優しく温め、親子の触れ合いによる安心感と相まって、腸の緊張を緩めます。

      ※以外かもしれませんが、実はこの温かい手は作ることもできます。
      呼吸や筋トレ、手を積極的に使うことで段々と温かい手になっていきます。
      私自身は弟子入りをしていた時期に師匠からこの方法を教えてもらい実際に温かい手を手に入れた一人です

この温熱刺激により、腸の動きが活発になり、自律神経のバランスが整い、深い眠りへと誘導されるのです。

脳と腸の「安心のパイプ」を温めて、情緒と睡眠を安定へ

皮膚へのタッチが外側から脳へ安心を伝えるならば、温熱刺激は内側から脳へ安心を伝えるパイプを強化します。

  • 温かいお腹腸が安定脳への安心信号自律神経のリラックス深い眠り・情緒の安定

この「皮脳腸相関」の連携こそが、薬に頼らずお子さんの睡眠の質を高め、日中の情緒を安定させる鍵となります。

「夜泣きがひどくて、親も子も眠れない」「いつもお腹が冷たい気がする」…そう感じたら、それはお子さんの身体が「温かい安心」を求めているサインかもしれません。

次回は、「肌荒れの原因は腸の汚れ」という驚きの事実と、当院のデトックスアプローチについて詳しく解説いたします。


✨ 夜泣きや不眠の悩みに、安心の温熱ケアを。

薬ではない、優しいアプローチで、お子さんの心身の安定をサポートします。お腹の冷えや便秘でお悩みなら、ぜひ一度ご相談ください。
当院は、一般社団法人 日本小児障がい児支援協会 認定院として、お子さんとご家族に寄り添います。

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